三日座禅

まさか自分がアイドルにはまる日が来るだなんて、思ってもみなかったんです。Twitter @papapakuchi_

在宅でも楽しませてくれる私立恵比寿中学の話

私立恵比寿中学エビ中)の12thシングル「でかどんでん」が6/6に発売になりました。

エビ中の今年度はいつも通り春の全国ツアーから始まっていますが、今春の一大事としては何といっても椎名林檎氏のトリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」に自由へ道連れで参加、ライブ映像のYouTube再生回数がなかなかいい感じで、エビ中ファミリー以外からも評判良さげ、エビ中のパフォーマンスそのものへの注目が高まったことと拝察します。

からのでかどんでん。自由へ道連れされた先にはでかどんでんが待っていた。マジでかどんでん。

しかしここで真面目な曲、たとえばカップリングの「響」や現時点で配信限定の「日記」なんかが表題曲だと、真面目な曲を歌うアイドルとしてのイメージが強くなりそうで(直近のシングルも「スーパーヒーロー」「まっすぐ」「シンガロン ・シンガソン」と真面目な曲続いていたし)、ここでドカンとひょうきんトンチキソングを投入することでエビ中の中学生感を強調する意図があったのではと、電波曲好きとしては想像しています。

さて、春ツアーこと「SHAKARIKI SPRING TOUR 2018~New,Gakugeeeekai of Learning~(新・学芸会のすヽめ) 」全19公演のうち既に10公演が終了。ハワイでのライブ&駅伝や、シングルリリースに伴うフリーライブなど挟みながら進行中。その気になれば毎週エビ中ちゃんに会うことができるチート期でもあります。

そんなチート期に自分がエビ中ちゃんに会えるのは春ツアーの1公演(これから)。今年も行けるのは1公演だけだなぁという思いはあるものの、1公演でも赴けることが嬉しいし、スウィーテストな数時間を、目一杯楽しんでやるぞという気持ちでいっぱいです。

で、なんですけど、在宅ファミリーの皆さま、案外現場行かなくても満ち足りてませんか?

自分は関東にて行こうと思えば現場に行けていた日々を3年過ごし、それから地方のファミリーになって3年目。現場ロスになるかと思いきや意外にも最近そんなでもないんです。現場に行けなくてもファミリー生活超楽しい。

ファミリーとしてのスタンス、例えば単推しなのか、箱推しなのか、ガチ恋なのか、保護者なのか、沸きたいのか、楽曲派なのか、そんな所でも距離の取り方は変わってくるとは思います(そしてこれら全てを優しく包み込むエビ中ちゃんの懐の広さよ。大地か)

自分がエビ中ちゃんと同性であり、まことに恐れ多くも保護者面をかましてしまうという前提ありきで、どうして現場に行けなくても満足なのか?を考えていました。


①情報は手に入る

現場の様子、誰の何が可愛かった、この曲が最高であった、何から何までさえずって教えてくれる幸福の青い鳥を飼っています。ありがとうツイッター

②配給されるコンテンツの内容と量がほどよい

SNSで現場の話題ばかり配給されると疎外感。中身のない話題ばかりだとそれはそれで微妙。更新が少ないと活動自体が停滞している気がする。多すぎても追いきれない。エビ中のほどやくアッサリしたSNSはありがたい。

ちなみにこの春ツアーでやっている、最前列のお客さんがGoProカメラを装着して鑑賞→1コーラス分を公演終了後に公開、これ面白いです。お客さんありきながらも、あくまでもエビ中ちゃんがメイン。

③会えない場所にファンがいることのメジャーアイドル感

現場に行けてナンボでありアイドルとファンが当たり前に交流する昨今、アイドルから見えないところにそのアイドルのファンがいるって、メジャーアイドルをメジャーアイドルたらしめている気がしませんか?

ミニモニ。が世間を席巻した幼少期のこと。周りの友達もミニモニ。が大好きだったけれど、自分を含め誰一人として「コンサートに行こう」とはならなかった。何故ならアイドルはテレビの中にいて、CDの中にいて、漫画雑誌の中にいたからである(ちゃおとかりぼんとかにミニモニ。の漫画が載ってた)。会えるとか会えないとか、直接見れるとか見れないとかって次元で彼女らを捉えたことが無かった。だけどみんな大好きだった。

その原体験があるからこそ思えるのかもしれないけれど、現場が主流、そしてアイドルの側もファンと交流するのが当たり前に思っており(思ってくださっており!)ローカルアイドルか各地で活動しており存在するグループは4000を数えるという平成のアイドル界、だからこそ、遠く離れて簡単には会えないアイドルを好きでいられることの意味が高まる気がします。

むろん現場に足を運んでお金を落とすファンの存在が重要なのは事実。それが出来ない自分ってどうなんだろうと思ったこともあったけれど、1月にエビ中を転校した廣田あいかさんが、その辺の思いを払拭してくれました。 

bngu.hatenablog.jp

アイドルはきっとビジネスな関係を飛び越えてファンのことを考えているのかもしれない。「かも」ではあるけれど、とても嬉しい、幸せな、救われる「かも」です。

④初恋の追体験

これが超本題。総本山。私の中の真理。

アイドル相手にこの言葉選びはどうよって感じながらも、会えないアイドルを応援するという行為、めちゃくちゃプラトニックじゃないですか?

そりゃ現場に行こうが日々接触しようがプラトニックではあるよ。てかプラトニックじゃない交流はしちゃ駄目だよ。精神性が高いみたいな意味だよ。

たった1枚のCDを大切に買ったとか、たった1度行ける公演が待ち遠しかったとか……既視感というかデジャヴ感ありませんか……?言うなれば、1枚のメモ用紙に書かれた手紙を何回も読み返したりとか、たった1度の次に会う約束が待ち遠しかったとか……


……これ中学生の恋愛だ!!!!!!初恋だ!!!!!!


なんかこう、18歳以降というか成人以降の恋愛と、中学生高校生の時の恋愛って全然心持ち違いませんか?お酒もお金も性的接触も社会的地位も何も関係なかったあの頃の恋愛、たとえ恋愛ごっこだったとしても、叶わなかったとしても、超キラキラじゃなかったですか?

あの時の感情、まさにリバイバル。アイドルが自分の生活にリアルな影を落とさないからこそ、その絶妙な距離感だからこそ、1つ1つのリリースや公演への思い入れが新鮮であるからこそ、この中学生みたいな不器用な気持ちが再燃します。しています。なにせ相手は永遠に中学生だし。

 

 

 ということで在宅ファミリーの皆さまと心は繋がってるつもりで在宅ファミリー謳歌したいし、アイドルが在宅でも楽しめるコンテンツだってことをもっと上手く表現できればアイドルファンの裾野って広がるんじゃないかなって思うんだけどどうかな!!!何はともあれ「でかどんでん 」はカップリング曲も最高なので全力で再生しまくってます!!!!!!これから買う方には、エビ中メンバー6人の過去の映像をつなげた「響」ショートMVが付いている初回盤Bを全身全霊で推します!!!!!!エビ中の!!!!!!歴史!!!!!!

 

 

でかどんでん(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)

でかどんでん(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)